普通に主婦だった私が何故、プリン専門店を開業したのか・・

2000年5月17日、プリン専門店春夏秋冬は松本市渚にある病院の入院病棟の空き厨房を借りて開店した。開業までには家族、友人、取引先、いろんな人が協力をしてくださり、開店にこぎつけました。

何故、こんなにもプリンのお店をやりたかったのだろうか・・・

パートで経理事務の仕事をしていたある時、この先私はずっとこの仕事を続けていくのだろうかと考えた時、何か私にしかできない事で、皆様が喜んでいただける事はないだろうか・・・と思いました。
それは何なのだろうか・・・・美味しいものを作る仕事なら私にもできるかもしれない・・・そう、思いつきました。

では、何をすべきか・・・・
まず、実力をつけるべきだと思い、それまで勤めていた経理事務の職場は、自分の後に入ってくれる人を紹介して、子供もまだ小学生や保育園ということもあり、昼のランチに働けるイタリアンやフレンチレストランで働き出しました。

そんな中、自宅では、いろんなものを作って試作をしていました。
1年くらい働いたところで、ちゃんとした知識も資格も必要ではと考え、1年間調理師学校に通い、調理師の免許を取得しました。
主婦の立場で学校に通い、学ぶことがどれほど、恵まれた事か。それまでの人生の中で、とても楽しく、充実した時間を過ごすことができました。

資格も取れ、さて自分には何ができるだろうか・・・・
日々相変わらず、自宅で美味しいものを試作していました。時には餃子・・時にはカレー、時にはラーメン・・
目指すものは、どこにもないとびきり美味しくて個性的なものです。それでないと開業などしても、お客様は2回目は来店してくれるかはわかりません。でもなかなか、とびきり美味しいものにはなりません。

そんな中でよく作っていたのがシフォンケーキとかぼちゃのプリンです。ふわふわしたシフォンケーキは、なんとも幸せな気持ちにしてくれます。
かぼちゃのプリンは、ほろ苦いカラメルとかぼちゃのほくっとした食感のプリンが、本当に美味しくて大好きな味でした。シフォンケーキもかぼちゃのプリンも自分なりに甘さを控えたり、卵の配合を変えたりして自分なりのレシピに改良して、試作し、いろんな方に食べていただき、感想をいただいていました。

ケーキ屋さんで販売されているカスタードプリンは、どれも私には甘すぎて、最後まで食べることはできませんでした。だから、自分が本当に美味しいと思えるものを作ってみようと思いました。

試作を繰り返し、経営のセミナーなどにも参加していました。ある女性だけの経営セミナーに出席した時、かぼちゃのプリンとシフォンケーキを最終日に作って参加者の皆さんに召し上がって頂いた所、とても喜んでいただけて、そこで、ひらめき、プリンの専門店はどうだろうかと思いつきました。
他にはないし、プリンはいろんなバリエーションを作ることができるし、栄養価も高く、昔から子供からお年寄りまで食べて頂ける、みんなに愛されているスイーツであると気づいたからです。

たまたま、そのセミナー参加者の方のご縁で病院の空き厨房をお借りできることになり、2000年5月17日プリン専門店春夏秋冬は開店いたしました。
プリンのメニューには、季節の素材を使って信州の春夏秋冬を感じて頂けるようにと「プリン専門店 春夏秋冬(はるなつあきふゆ)という店名にいたしました。
 
プリン専門店 春夏秋冬 代表取締役 塚原米子
バースデーケーキご予約承り中

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私が信州ぜいたくプリンを作っている塚原です。 小さなしあわせをお届け出来たらと、毎日とろ〜りやわらくおいしいほろにがいカラメルのプリンを作っています。 (スタッフ紹介はこちら

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